地球環境を構成する土、水、植物や動物、微生物、その外にある太陽や惑星などの宇宙環境、その全ての相互関係の中で私たちは生きています。
その環境世界の在り方に触れることは、これからの未来の環境を考える手掛かりになるはずです。
環境の中の最も小さな単位の世界を飯舘村から探ってみましょう
地球環境を構成する土、水、植物や動物、微生物、その外にある太陽や惑星などの宇宙環境、その全ての相互関係の中で私たちは生きています。
その環境世界の在り方に触れることは、これからの未来の環境を考える手掛かりになるはずです。
環境の中の最も小さな単位の世界を飯舘村から探ってみましょう
環境世界においての放射能/放射線とは『自然の中で常に起き続けている原子の現象の一つ』です。地球環境の中でも宇宙環境でも当たり前に存在しています。その地球で生きてきた人類も、自然の中にある放射性物質と共生してきました。しかし近年人類は、科学と技術の発達によって人工的に放射性物質を生み出し利用し始めました。これからも放射性物質を利用していくとしても、距離を取るとしても、まずはそれがどんなものであるかを理解することが重要です。環境世界の旅の始まりとして、身近で起きている『原子の現象』を覗いてみましょう。その小さな世界を観測することでほんの少し環境への見方が変わるかもしれません。
飯館村は元々牛と共に生きてきた畜産地でしたが、震災によって土壌が放射能にさらされ、除染のために養分を多く含む地表面をはぎとることになりました。
村の人たちが何十年何百年と育ててきたその土を、どのように再び育て直していくかが課題です。牛を復活させると同時に、牛を大地に放牧することで牛と共に土を育てていく実験を行っています。
稲作の過程で出てくる籾殻は、図図倉庫内の断熱材に。建築家さん目線の実験です。燻炭処理を施しているので防虫効果もばっちり。断熱材づくりで生じる籾殻燻炭や籾酢は、土壌改良にも活用できます。
アーティストはひょうたんを使った新しいアイディアを構想しました。ひょうたんは扱いに慣れた地元のおばさんの手によって加工され、ペットボトルのように使える新しいプロダクトに生まれ変わりました。切り倒され放置されていた樹齢120年の欅の大木を、未来の環境づくりのシンボルにしようとする人たちも現れました。村を訪れた彫刻家と地元のきこりのおじさんが協働して一本の木を掘り上げる様子は、村の人々に公開され、未来に芽吹く一つの大きな木の実が出来上がりました。あなたはこの環境づくりの舞台でどんなことをやってみたいですか?
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